運用保守エンジニアの1日のスケジュール【リアルな仕事内容を解説】

仕事・現場リアル

「運用保守エンジニアって、実際1日何をしているんだろう?」

そんな疑問を持つ方に向けて、この記事ではリアルな1日のスケジュールを紹介します。

新人メンバーとチームリーダー、それぞれの視点から解説するので、自分の今後のキャリアイメージにも役立てていただけると思います。

筆者はインフラ構築5年・運用保守15年を経て、現在はチームリーダーとして働いています。現場のリアルをお届けします。

運用保守メンバーの1日のスケジュール

朝(始業〜午前)

始業後まず行うのがシフト引き継ぎの確認です。夜間に発生したアラートや障害の状況を把握し、対応が必要なものがあれば優先的に動きます。

その後は監視ツールのダッシュボードを確認しながら、サーバーやネットワーク機器の状態をチェック。異常がなければ定常業務に入ります。

主な午前中の業務:

  • 夜間アラートの確認・引き継ぎ
  • 監視ツールのチェック
  • 定期メンテナンス作業
  • 問い合わせ対応

昼(午後前半)

午後は定期メンテナンスやドキュメント更新などの計画作業を進めます。OSパッチ適用やバックアップ確認など、スケジュールに従って作業を実施します。

突発的な障害が発生した場合は、この時間帯でも対応が優先されます。障害の切り分け・復旧・報告書作成まで一連の対応を行います。

主な午後前半の業務:

  • パッチ適用・変更作業
  • バックアップ確認
  • 手順書・ドキュメント更新
  • 障害対応(突発)

夕方(午後後半〜終業)

終業に向けて、その日の作業記録をまとめます。作業ログの記入、翌日への申し送り事項の整理、監視設定の最終確認などを行い、夜間シフトへの引き継ぎを行います。

主な夕方の業務:

  • 作業ログの記入
  • 翌日への申し送り整理
  • 夜間シフトへの引き継ぎ

夜間対応がある場合

オンコール待機中は、アラートが発生すれば深夜でも対応します。まず電話やメールでアラート内容を確認し、リモートで対応できるものは自宅から作業します。

対応後は障害報告書を作成し、翌朝のチームへ引き継ぎます。

運用保守チームリーダーの1日のスケジュール

朝(始業〜午前)

リーダーの朝はメールチェックから始まります。夜間の障害報告・顧客からの連絡・社内の依頼事項などを確認し、その日の優先事項を整理します。

その後は朝会です。チームメンバーの状況確認・当日の作業分担・懸念事項の共有を行います。メンバーが動きやすい環境を整えることがリーダーの重要な役割です。

主な午前中の業務:

  • メールチェック・優先事項の整理
  • チーム朝会・作業分担
  • 顧客・関係部署への連絡対応
  • エスカレーション対応

昼(午後前半)

午後は顧客との会議が入ることが多い時間帯です。運用状況の報告・課題の共有・改善提案のすり合わせなどを行います。

顧客との信頼関係を維持しながら、現場の課題をうまく伝える橋渡し役がリーダーに求められます。技術的な知識だけでなく、コミュニケーション能力が重要になる場面です。

主な午後前半の業務:

  • 顧客との定例会議
  • 運用状況の報告・課題共有
  • メンバーのサポート・相談対応
  • 障害発生時のエスカレーション判断

夕方(午後後半〜終業)

夕方は提案資料や見積資料の作成に充てることが多いです。顧客から依頼された改善提案・新サービスの導入提案・コスト見直しなど、現場の知識を活かした資料作りがリーダーの腕の見せどころです。

また翌日以降の作業スケジュールの調整や、メンバーへの指示出しもこの時間に行います。

主な夕方の業務:

  • 提案資料・見積資料の作成
  • 翌日のスケジュール調整
  • メンバーへの指示・フォロー
  • 報告書・議事録の作成

業務の種類と時間配分

定常業務(監視・メンテナンス)

監視・定期メンテナンス・問い合わせ対応など、毎日決まって発生する業務です。メンバーの業務時間の約60〜70%を占めます。リーダーはこれらの効率化・自動化を推進する役割を担います。

突発業務(障害対応)

予測できない障害対応です。発生頻度は環境によって異なりますが、迅速な対応が求められます。リーダーは状況判断・エスカレーション・顧客報告を担当します。

改善業務(自動化・ドキュメント整備)

運用品質を上げるための改善活動です。PowerShellやPythonを使った自動化、手順書の整備、監視設定の見直しなどが含まれます。リーダーはこれらを計画・推進する立場になります。


職場環境による違い

シフト制の場合

24時間365日の監視が必要なシステムではシフト制が一般的です。日勤・夜勤・深夜勤などのシフトで交代しながら運用します。生活リズムの管理が重要になります。

オンコール待機の場合

日中は通常勤務で、夜間・休日は電話待機するスタイルです。アラート発生時のみ対応するため、待機中は比較的自由に過ごせますが、常に連絡が取れる状態を保つ必要があります。

在宅勤務の場合

クラウド化の進展により、運用保守でも在宅勤務が可能になってきています。監視ツールやリモートアクセス環境が整っていれば、自宅からでも大半の業務をこなせます。


まとめ

運用保守エンジニアの1日は、メンバーとリーダーで大きく異なります。

メンバーは監視・障害対応・メンテナンスが中心ですが、リーダーになると顧客対応・提案活動・チームマネジメントと業務の幅が大きく広がります。

運用保守のキャリアを積み上げることで、技術力だけでなくマネジメント・提案力・顧客折衝力など、幅広いスキルが身につきます。これがこの仕事の大きな魅力のひとつです。

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