このブログが、100記事になりました。
2026年5月末に始めて、4ヶ月。平日も休日も、だいたい毎日書いてきました。
正直に告白します。ここまで続くとは思っていませんでした。
ブログを始める人の多くが、10記事書く前にやめると言われます。私も過去に何度か挫折しています。今回も、正直どこかで止まるだろうと思っていました。
でも、気づけば100本になっていた。
今回は、100記事書いてみてわかったことを書きます。ブログ論ではなく、書くという行為が自分に何をもたらしたかという話です。
なぜ続いたのか
振り返ると、理由は3つあったと思います。
①書くことがなくならなかった
運用保守という仕事を19年やってきて、書けることが尽きるかと思っていました。
でも、まったく尽きませんでした。
障害対応、手順書、監視設計、顧客対応、チーム運営、キャリアの悩み——日々の仕事の中に、書けることが無限にある。
むしろ、書くようになってから「これも記事になるな」と気づくことが増えました。
②完璧を目指さなかった
最初から「名作を書こう」と思っていたら、たぶん3記事で止まっていました。
6割でいいから出す。 これを守ったのが大きかったと思います。
後で読み返すと直したいところはあります。実際、1本リライトもしました。でも、出さなければ直すこともできません。
③自分のために書いていた
誰かに読まれることを目的にしていたら、反応がない時期に心が折れていたはずです。
最初の2ヶ月は、検索からの訪問はほぼゼロでした。
それでも続いたのは、書くこと自体に意味があったからです。頭の中にあったものを言語化する作業は、読まれなくても自分の整理になりました。
書いてみて、仕事が変わった
これが一番の発見でした。
①言語化できるようになった
19年やってきた仕事を、文章にする。やってみると、自分が感覚でやっていたことの多さに気づきます。
「なんとなくこう判断していた」ことを、言葉にするには理由が必要です。その理由を探す過程で、自分の判断基準が明確になりました。
結果として、メンバーへの説明がうまくなったと思います。
②顧客への説明が変わった
ブログでは、専門用語を噛み砕いて書きます。読者には未経験の人もいるからです。
この訓練が、顧客への説明にそのまま効きました。
「CPU使用率が閾値を超過」ではなく「サーバーの処理能力が想定より高い状態が続いている」。この言い換えが、自然にできるようになりました。
③自分の仕事を客観視できるようになった
記事にするために、自分の仕事を外から見る必要があります。
そうすると、当たり前だと思っていたことが、実は価値のあることだったと気づくことがあります。
障害を未然に防ぐ。手順書を整える。属人化を崩す。これらは社内では評価されにくい仕事ですが、記事にすると**「これは誰かの役に立つ知識だ」とわかります。**
自分の仕事の価値を、自分で認められるようになった。 これは思わぬ収穫でした。
数字について
正直に書いておきます。
検索からの訪問は、まだ微々たるものです。
開設から4ヶ月、ようやく検索結果に出るようになってきた、という段階です。収益も、まだ語れるほどではありません。
でも、焦っていません。
理由は2つあります。
1. 伸びている実感がある
最初の2ヶ月はゼロでした。それが3ヶ月目から少しずつ動き始め、今は毎週のように数字が変わっています。
グラフの形としては、確実に上向いている。 それがわかれば十分です。
2. 書くこと自体に意味があった
仮に検索流入が増えなくても、言語化の訓練になり、仕事が変わったという事実は残ります。
ここは最初から意識していた部分です。「収益が出なければ無駄」と思っていたら、たぶん続いていません。
100記事書いて気づいた、書く技術
実務的な話も書いておきます。
①読まれる記事と読まれない記事の差
読まれるのは、具体的な悩みに答えている記事です。
「運用保守とは」のような広いテーマより、「サーバーリプレースのテスト項目」のような具体的なテーマのほうが、確実に読まれています。
検索する人は、具体的な答えを探している。 これは数字を見ていてはっきりわかりました。
②タイトルで決まる
どれだけ中身がよくても、タイトルで選ばれなければ読まれません。
実際、1本の記事をタイトルから書き直しました。中身は変えずに、切り口を変えただけです。
③関連する記事をまとめて書く
1つのテーマについて、複数の記事を書く。そして、記事同士をリンクで繋ぐ。
これをやってから、そのテーマ全体が読まれるようになりました。
1本だけ書くより、関連する3〜5本をセットで書くほうが効果が大きい。これは実際に試して、数字で確認できたことです。
これから書きたいこと
100記事書いて、まだ書けていないことがたくさんあります。
- もっと具体的な技術の話
- 失敗した案件の話
- チーム運営で悩んでいること
- 40代エンジニアのこれから
書きたいことがまだあるというのが、一番ありがたい状態かもしれません。
そして、読んでくれる人が少しずつ増えています。Xで反応をもらえることもあります。「参考になりました」と言われると、やはり嬉しい。
続けるために、捨てたもの
最後に、正直なことを書きます。
毎日書くために、何かを削っています。
- 平日の夜、1〜2時間
- 休日の午前中
この時間を、ブログに充てています。その分、他のことができていません。
無理のない範囲で、とは言えません。 それなりに時間を使っています。
ただ、それでも続けているのは、この時間が苦痛ではないからです。むしろ、自分の考えを整理する時間として楽しんでいます。
もし苦痛だったら、続いていないと思います。
まとめ
100記事書いてわかったことをまとめます。
なぜ続いたか
- 書くことがなくならなかった
- 完璧を目指さなかった(6割で出す)
- 自分のために書いていた
書いてみて、仕事が変わった
- 言語化できるようになった
- 顧客への説明が変わった
- 自分の仕事を客観視できるようになった
書く技術として学んだこと
- 具体的な悩みに答える記事が読まれる
- タイトルで決まる
- 関連する記事をまとめて書く
数字は、まだこれから
伸びている実感はある。書くこと自体に意味があった
100記事は、通過点だと思っています。
書き続けることで、自分の仕事の輪郭がはっきりしてきました。 これは始める前には予想していなかったことです。
もし今、何か書こうか迷っている人がいたら。
読まれなくても、書く意味はあります。 少なくとも、自分の仕事を見つめ直す時間にはなりますよ。
これからも、運用保守の現場から書き続けます。

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