正直に言います。
19年間、ずっと仕事が楽しかったわけではありません。
「なんでこんなことをやっているんだろう」「このまま続けていていいのか」——そう感じた時期が、何度かありました。
でも、そのたびに立ち直ってきた。
今回は、「仕事が楽しくない」と感じたとき、私が実際にやっていることを正直に話します。
「仕事が楽しくない」には種類がある
まず気づいたのは、「仕事が楽しくない」という感覚には、いくつかの種類があるということです。
①疲れからくる「楽しくない」
単純に疲れている状態です。睡眠不足、障害対応が続いた後、休日出勤が重なったときなどに起きやすい。この場合は、休むことが一番の解決策です。
②マンネリからくる「楽しくない」
同じ作業の繰り返し、成長している実感がない、新しいことに挑戦できていない——そういう状態から来る「楽しくない」です。
③方向性を見失ったときの「楽しくない」
「自分はこの先どこへ向かえばいいのか」「このまま運用保守を続けていていいのか」という、キャリアへの迷いからくる「楽しくない」です。
この3つは原因が違うので、対処法も違います。まず自分がどのタイプかを確認することが大切です。
私がやること①:まず「休む」
「楽しくない」と感じたとき、最初にやることは休むことです。
当たり前に聞こえますが、運用保守エンジニアは「休めない」と思いがちです。障害が起きたら対応しなければならない。チームに迷惑をかけたくない。そういう責任感から、消耗しきった状態でも休まずに突っ走ってしまう。
でも、疲れた状態で考えたことは、たいてい悲観的になります。
「仕事が楽しくない」「転職した方がいいかも」——疲れているときに考えたことを、そのまま答えにしてはいけません。
まず一度ちゃんと休む。それだけで「楽しくない」の半分くらいは解消されることがあります。
私がやること②:「最近できるようになったこと」を書き出す
マンネリからくる「楽しくない」に効くのが、これです。
仕事に慣れてくると、「できて当たり前」のことが増えていきます。最初は難しかったことが、今は何も考えずにできる。これは成長しているということなのに、「慣れた=つまらない」と感じてしまう。
私がやるのは、「最近できるようになったこと」を紙に書き出すことです。
どんな小さなことでもいい。「障害対応の報告書を前より速く書けるようになった」「ベンダとのやり取りがスムーズになった」「後輩の質問に答えられることが増えた」——これらを書き出すと、「あ、自分はちゃんと成長しているんだ」という感覚が戻ってきます。
私がやること③:「なぜこの仕事を選んだか」を思い出す
方向性を見失ったときに有効なのが、これです。
「なぜ運用保守エンジニアになったのか」「何が嬉しくてこの仕事を続けてきたのか」を思い出す。
私の場合、SES時代に担当していたシステムが安定稼働し続けているのを見たときの「自分がこのシステムを守っている」という感覚が、この仕事を続ける原点にあります。
派手さはないけれど、確実に誰かの仕事を支えている。その実感が、19年間私を動かしてきたものです。
「楽しくない」と感じているとき、その原点に戻ることで「そうか、自分はこれがやりたかったんだ」と気づけることがあります。
私がやること④:小さな「初めて」を作る
マンネリ感が続くときに有効なのが、意識的に「初めて」を作ることです。
「楽しくない」の正体が「新しいことがない」であれば、意識的に新しいことを入れればいい。
たとえば——
- 今まで使ったことのないAIツールを試してみる
- 資格の勉強を始める
- 社内勉強会で発表してみる
- 後輩に教える機会を作る
大きなことでなくていいです。「今日初めてやること」が一つあるだけで、1日の感触が変わります。
私がやること⑤:「今の仕事が楽しくない理由」を言語化する
ここまでやっても「楽しくない」が続く場合、それは環境や状況を変えるサインかもしれません。
そのときに有効なのが、「楽しくない理由」を言語化することです。
- 人間関係が原因なのか
- 仕事内容が合っていないのか
- 評価・待遇への不満なのか
- キャリアの方向性が見えないのか
言語化することで、「何を変えれば楽しくなるのか」が見えてきます。
「人間関係が原因」なら、チーム異動や転職で解決できるかもしれない。「仕事内容が合っていない」なら、担当を変えてもらうか、新しいスキルを身につける方向性が見えてくる。
「楽しくない」という漠然とした感覚を、具体的な課題に落とし込むことが、次のアクションへの第一歩です。
まとめ
「仕事が楽しくない」と感じたとき、私がやることを5つ紹介しました。
- まず「休む」 → 疲れているだけなら、休めば戻る
- 「最近できるようになったこと」を書き出す → 成長の実感を取り戻す
- 「なぜこの仕事を選んだか」を思い出す → 原点に戻る
- 小さな「初めて」を作る → マンネリを意識的に打ち破る
- 「楽しくない理由」を言語化する → 具体的な課題に落とし込む
「仕事が楽しくない」は、サボりでも弱さでもありません。真剣に仕事と向き合っているからこそ感じる感覚です。
まず一つだけ試してみてください。


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