「AIツール、結局どれを使えばいいの?」
ChatGPT、Claude、Perplexity——いろいろなAIツールがありますが、それぞれ得意・不得意があります。
私は運用保守エンジニアの仕事の中で、この3つを使い分けています。「どの場面でどれを使うか」が決まってくると、仕事の効率が一気に上がります。
今回は、運用保守エンジニアの視点で、ChatGPT・Claude・Perplexityの使い分けを具体的に解説します。
3つのAIツールの基本的な特徴
まず、それぞれのツールの大まかな特徴を整理します。
ChatGPT
- 汎用性が高く、何でもこなせるオールラウンダー
- コード生成・文章作成・アイデア出しが得意
- プラグインやGPTsなど拡張機能が豊富
Claude
- 長い文章・ドキュメントの読み込みと分析が得意
- 丁寧で構造的な回答をする
- コードの説明やレビューに強い
Perplexity
- リアルタイムのウェブ検索が得意
- 情報源(URL)を明示してくれる
- 最新情報の調査に強い
それぞれ「何が得意か」が違うので、場面に応じて使い分けるのがポイントです。
場面別の使い分け
運用保守の仕事の具体的な場面ごとに、どのツールを使うかを紹介します。
場面①:エラー・障害の調査 → Perplexity
エラーメッセージの意味を調べたり、障害の原因を探したりするときは、Perplexityが便利です。
最新情報をウェブから検索して、情報源と一緒に回答してくれるので、「この情報、どこから来てるの?」という不安がありません。
例:「Windows Server イベントID 4625 頻発 原因」
→ 最新の情報源を参照しながら、考えられる原因を整理してくれる
公式ドキュメントやフォーラムの情報を横断的に調べてくれるので、Google検索を何回も繰り返すより速いです。
場面②:長いログ・ドキュメントの分析 → Claude
大量のログや長いドキュメントを読み込んで分析するときは、Claudeが向いています。
Claudeは長文の処理が得意で、構造的に整理して回答してくれます。
例:「この500行のログを分析して、異常な箇所を時系列で整理して」
→ 長いログでも、丁寧に整理して問題箇所を指摘してくれる
障害発生時のログ分析、設計書のレビュー、長い手順書の要約などに使うと効果的です。
場面③:スクリプト・コードの作成 → ChatGPT
PowerShellやPythonのスクリプトを作るときは、ChatGPTが使いやすいです。
例:「指定フォルダ内のログファイルを、日付ごとにフォルダ分けするPowerShellスクリプトを書いて」
→ 動くスクリプトを生成してくれる
コード生成の場面では、ChatGPTの汎用性の高さが活きます。生成されたコードの説明が欲しいときはClaudeに渡す、という併用もおすすめです。
場面④:報告書・文章の作成 → ChatGPT or Claude
障害報告書や顧客への説明文を作るときは、ChatGPTまたはClaudeを使います。
- 素早くたたき台が欲しい → ChatGPT
- 丁寧で構造的な文章が欲しい → Claude
私は、まずChatGPTでたたき台を作り、Claudeで整える、という使い方をすることもあります。
場面⑤:業界トレンド・最新技術の調査 → Perplexity
「2025年のクラウド運用のトレンド」「最新のセキュリティ動向」など、最新情報を調べるときはPerplexity一択です。
リアルタイム検索ができるので、AIの学習データが古くて最新情報が反映されない、という問題がありません。
使い分けの早見表
| 場面 | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| エラー・障害の調査 | Perplexity | 最新情報を情報源付きで調べられる |
| 長いログ・ドキュメントの分析 | Claude | 長文処理と構造的な整理が得意 |
| スクリプト・コードの作成 | ChatGPT | 汎用的なコード生成に強い |
| 報告書・文章の作成 | ChatGPT / Claude | たたき台はChatGPT、推敲はClaude |
| 業界トレンド・最新技術の調査 | Perplexity | リアルタイム検索で最新情報を取得 |
使う上での共通の注意点
どのツールを使う場合でも、共通して気をつけたいことがあります。
1. 機密情報・個人情報を入力しない
ログにIPアドレスやユーザー名が含まれる場合は、マスクしてから入力する。顧客のシステム固有情報も同様です。
2. 回答を鵜呑みにしない
AIの回答は「仮説の一つ」として扱い、重要な情報は必ず一次ソースで確認する。特に障害対応では、AIの回答だけで判断しないことが重要です。
3. 複数のツールを併用する
1つのツールにこだわらず、場面に応じて使い分ける・組み合わせる。「Perplexityで調べて、Claudeで分析して、ChatGPTでスクリプト化する」という流れも有効です。
まとめ
ChatGPT・Claude・Perplexityの使い分けをまとめます。
- ChatGPT:コード生成・たたき台作成のオールラウンダー
- Claude:長いログ・ドキュメントの分析に強い
- Perplexity:最新情報の調査・エラー調べに強い
3つのツールは「どれが一番いいか」ではなく、「場面に応じて使い分ける」のが正解です。
まずは自分の業務の中で「これはどのツールが向いているかな」と意識しながら使ってみてください。使い分けが身についてくると、仕事の効率が大きく変わります。


コメント