50社の顧客を管理していると、本当にいろいろな担当者と出会います。
仕事がめちゃくちゃ速い人もいれば、なかなか物事が進まない人もいる。
最初は「能力の差かな」と思っていました。でも、たくさんの担当者を見ているうちに気づいたんです。
仕事が速い人には、能力以前の「共通する習慣」がある。
今回は、50社の現場で出会った「仕事が速い担当者」の共通点を、具体的に紹介します。
共通点①:レスポンスが速い(内容より速さ)
仕事が速い人は、とにかくレスポンスが速いです。
ここで重要なのは、「完璧な回答」を速く返すのではなく、「とりあえずの反応」が速いということです。
たとえば、こちらが質問を投げたとき。
仕事が速い人 「確認して、夕方までに回答します」(即レス)
仕事が遅い人 (完璧な回答が出せるまで何も返さない → 結果、何日も音沙汰なし)
仕事が速い人は、「すぐに答えられないこと」でも「いつまでに答えるか」をすぐ返してきます。これだけで、こちらは安心して次の段取りを組めます。
レスポンスの速さは、能力ではなく習慣です。誰でも today から真似できます。
共通点②:「結論から話す」が徹底されている
仕事が速い人は、報告も相談も結論から入ります。
仕事が速い人 「結論から言うと、Aで進めたいです。理由は3つあって……」
仕事が遅い人 「えーっと、まず背景としては……いろいろあって……それで……(結論がなかなか出てこない)」
結論から話されると、聞く側は「何についての話か」「何を求められているか」が即座にわかります。だから判断が速くなり、物事が前に進む。
これも能力ではなく、「結論から話す」という意識の問題です。
共通点③:わからないことを「わからない」と言える
意外かもしれませんが、仕事が速い人は**「わからない」と言うのが早い**です。
わからないことを抱え込んで、自分で延々と調べて時間を浪費する——これが仕事が遅くなる典型パターンです。
仕事が速い人は、「ここまでは調べました。でもこの部分がわからないので教えてください」と、適切なタイミングで聞いてきます。
プライドで「わからない」と言えずに時間を溶かすより、さっさと聞いて前に進む。この割り切りができる人は、結果的に仕事が速いです。
共通点④:「次のアクション」を明確にして終わる
仕事が速い人は、打ち合わせや会話の最後に、必ず「次に誰が何をするか」を確認します。
仕事が速い人 「では、私がAとBを今週中にやります。Cについては御社で確認いただいて、来週月曜までに返答いただく、ということでいいですか?」
仕事が遅い人 「じゃあ、よろしくお願いします」(誰が何をするか曖昧なまま終わる)
次のアクションが曖昧だと、「相手がやってくれていると思っていた」というすれ違いが起きます。これが仕事を止める大きな原因です。
仕事が速い人は、ボールが今どちらにあるかを常に明確にします。
共通点⑤:「完璧」より「8割で出す」を選ぶ
仕事が速い人は、完璧を目指しすぎません。
100点の資料を1週間かけて作るより、80点の資料を1日で出して、フィードバックをもらって修正する。このサイクルの方が、結果的に速くて質も上がります。
仕事が速い人 「たたき台を作りました。方向性が合っているか確認してもらえますか?」(早い段階で共有)
仕事が遅い人 (完璧に仕上げてから出す → 方向性がずれていて、全部やり直し)
早い段階で共有して、方向性を確認しながら進める。この「8割で出す」勇気が、仕事のスピードを大きく変えます。
共通点は「能力」ではなく「習慣」
ここまで5つの共通点を挙げてきましたが、気づいたことがあると思います。
どれも、特別な能力は必要ありません。
- レスポンスを速くする
- 結論から話す
- わからないことを早めに聞く
- 次のアクションを明確にする
- 完璧より8割で出す
これらは全部、「意識すれば今日から真似できること」です。
仕事が速い人は、頭の回転が速いわけでも、特別なスキルがあるわけでもない。ただ、こういう習慣が身についているだけなんです。
逆に言えば、これらの習慣を身につければ、誰でも「仕事が速い人」になれます。
まとめ
50社管理して気づいた「仕事が速い担当者」の共通点をまとめます。
- レスポンスが速い(内容より速さ)
- 結論から話すが徹底されている
- わからないことを「わからない」と言える
- 「次のアクション」を明確にして終わる
- 「完璧」より「8割で出す」を選ぶ
どれも能力ではなく習慣です。一つでも意識すれば、あなたの仕事のスピードは確実に変わります。
まずは「レスポンスを速くする」から始めてみてください。一番簡単で、一番効果があります。


コメント