恥ずかしながら、告白します。
若いころの私は、残業まみれでした。
毎日終電近くまで働いて、休日も出勤して。「頑張っている自分」に、どこか満足していた部分すらありました。
でも今は、意識して定時で帰るようにしています。仕事の質も、むしろ上がりました。
何が私を変えたのか。今回は、残業まみれだった私が「定時で帰る」を覚えるまでの話を、正直に書きます。
「残業=頑張っている」と思っていた時期
20代から30代前半にかけて、私は完全に「残業=美徳」だと思っていました。
- 遅くまで残っている人が偉い
- 残業している自分は頑張っている
- 早く帰る人は、仕事が少ない人
今思えば完全に間違った価値観ですが、当時は本気でそう信じていました。
実際、運用保守の仕事は、やろうと思えばいくらでも残業できます。障害対応、終わらない定例作業、溜まったドキュメント整備——「やるべきこと」は無限にあります。
だから、際限なく働いていました。体力も気力も、すり減らしながら。
転機:残業しても、評価は変わらなかった
転機になったのは、ある気づきでした。
あれだけ残業しても、評価がそれに見合っていなかった。
長時間働いていることと、成果を出していることは、別物だったんです。
私はただ「長く働いている」だけで、「成果を出している」わけではなかった。だらだらと残業して、時間あたりの生産性はむしろ低かった。
評価する側の立場になった今ならわかります。評価されるのは「何時間働いたか」ではなく「何を成し遂げたか」です。
このことに気づいたとき、自分の働き方を根本から見直すようになりました。
「定時で帰る」ために変えたこと
定時で帰ると決めてから、私はいくつかのことを変えました。
①「今日やること」を朝に3つ決める
無限にある仕事の中から、「今日必ず終わらせること」を3つだけ決める。その3つが終われば、その日は成功。だらだらと「あれもこれも」とやらず、優先順位を明確にしました。
②時間を区切って働く
「この作業は30分で終わらせる」と時間を決めて取り組む。締め切りがあると集中力が上がり、同じ作業でも短時間で終わるようになりました。
③自動化・効率化に投資する
毎回手でやっていた作業をスクリプト化したり、チェックリストを作ったり。最初は時間がかかりますが、一度作れば毎日の残業が減ります。
④「完璧」をやめる
100点を目指して時間をかけるより、80点で出して必要なら修正する。完璧主義をやめたら、作業時間が大きく減りました。
⑤定時で帰ることを「宣言」する
「今日は定時で帰ります」と周りに言う。宣言することで、自分にもプレッシャーがかかり、定時までに終わらせる意識が働きます。
定時で帰るようになって変わったこと
定時で帰るようになって、いいことがたくさんありました。
仕事の質が上がった
「定時までに終わらせる」という制約があると、集中力が上がり、無駄が減ります。だらだら残業していたころより、むしろ成果が出るようになりました。
体力・気力が回復した
しっかり休めるようになって、翌日のパフォーマンスが上がりました。疲れた状態で長時間働くより、休んで集中して働く方が、ずっと効率的です。
プライベートが充実した
家族との時間、自分の勉強の時間、こうやってブログを書く時間。仕事以外の時間が持てるようになって、人生全体が豊かになりました。
部下にも良い影響があった
リーダーが残業まみれだと、部下も帰りづらい。私が定時で帰るようになって、チーム全体の残業も減りました。これは想定外のいい効果でした。
もちろん、残業が必要なときもある
誤解のないように言うと、「絶対に残業するな」という話ではありません。
運用保守の仕事では、障害対応など、どうしても残業が必要な場面があります。緊急時に「定時だから帰ります」と言うのは違います。
大切なのは、「だらだらした残業」をなくすことです。
必要なときは集中して対応する。でも、惰性の残業、「なんとなく残っている」残業はやめる。メリハリをつけることが大事です。
まとめ
残業まみれだった私が「定時で帰る」を覚えた話をしました。
きっかけは、「残業しても評価は変わらない」という気づきでした。
定時で帰るために変えたことは——
- 「今日やること」を朝に3つ決める
- 時間を区切って働く
- 自動化・効率化に投資する
- 「完璧」をやめる
- 定時で帰ることを「宣言」する
定時で帰るようになって、仕事の質も、体力も、プライベートも、すべて良くなりました。
「残業=頑張っている」ではありません。限られた時間で成果を出すことこそ、本当の意味でのプロフェッショナルだと、今は思っています。


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