チームリーダーになる前、私は現場の最前線にいました。
障害対応をして、定例作業をこなして、顧客とやり取りをして。毎日、手を動かしていました。
リーダーになって、現場から少し離れた立場になったとき——初めて気づいたことがあります。
現場が回っているのは、当たり前じゃない。
今回は、チームリーダーになって初めてわかった「現場のありがたさ」について、正直に書きます。
現場にいたころは、気づかなかった
現場にいたころの私は、正直に言うと、「自分が一番大変だ」と思っていました。
障害対応に追われ、終わらない作業に追われ、「もっと上の人は、現場のことをわかっていない」とすら感じていました。
リーダーや管理職は、会議ばかりして、実際の作業はしていない。現場の大変さを、わかっていない——そんなふうに思っていたんです。
でも、自分がリーダーになって、その考えがいかに浅かったかを思い知りました。
リーダーになって見えた、現場の「すごさ」
リーダーになって、現場から一歩引いた視点で見るようになって、初めて気づいたことがあります。
現場のメンバーは、本当にすごいことをやっている。
毎日、当たり前のように障害に対応し、定例作業を確実にこなし、顧客と向き合っている。一つひとつは地味でも、それが積み重なって、システムの安定稼働が実現している。
リーダーの立場で全体を見ると、「この安定稼働は、現場の一人ひとりの積み重ねの上に成り立っているんだ」ということが、痛いほどわかります。
現場にいたときは「やって当たり前」だと思っていたことが、実は「当たり前にやり続けることの難しさ」だったと、リーダーになって初めて理解しました。
「回っている」ことの、ありがたさ
リーダーの仕事をしていると、現場が「普通に回っている」ことが、どれだけありがたいかを実感します。
メンバーが日々の作業を確実にこなしてくれているから、私は別の仕事に集中できる。誰かが障害に対応してくれているから、システムが守られている。
もし現場が回らなくなったら——一気にすべてが崩れます。
「現場が普通に回っている」という状態は、決して当たり前ではない。それは、メンバー一人ひとりの努力と責任感の上に成り立っている、ありがたい状態なんです。
このことに気づいてから、メンバーへの感謝の気持ちが、自然と湧くようになりました。
リーダーの仕事は「現場を支えること」
現場のありがたさに気づいてから、私のリーダーとしての姿勢も変わりました。
リーダーは「現場の上に立つ人」ではなく、**「現場を支える人」**だと考えるようになったんです。
- 現場が働きやすい環境を作る
- 現場が困っていたら、すぐに助ける
- 現場の声を、ちゃんと聞く
- 現場の頑張りを、正当に評価する
リーダーの仕事は、現場に指示を出すことではなく、現場が最大限に力を発揮できるようにすることだと、今は思っています。
現場への感謝を、言葉にするようになった
現場のありがたさに気づいてから、私が意識的にやるようになったことがあります。
メンバーへの感謝を、言葉にすること。
「いつもありがとう」 「あの対応、助かったよ」 「君がいてくれて、本当に心強い」
こういう言葉を、意識的にかけるようになりました。
現場のメンバーは、感謝されることが少ない立場です。「やって当たり前」と思われがちで、評価もされにくい。
だからこそ、リーダーが「ありがとう」を言葉にすることが大切だと思っています。感謝を伝えるだけで、メンバーのモチベーションは変わります。
もし現場に戻る日が来ても
私はもう何年もリーダーをやっていますが、もしまた現場に戻る日が来ても、この気づきは忘れないようにしたいと思っています。
現場は、システムの安定稼働を支える、かけがえのない存在です。地味で、評価されにくくて、大変な仕事。でも、その仕事があるから、世の中のシステムが動いている。
現場の一人ひとりに、心からの敬意とありがとうを。
リーダーになって、それを言葉にできるようになったことは、私にとって大きな成長でした。
まとめ
チームリーダーになって、初めてわかった「現場のありがたさ」について書きました。
- 現場にいたころは、現場のすごさに気づかなかった
- リーダーになって、現場の積み重ねの上にすべてが成り立っていると知った
- 「現場が回っている」のは、決して当たり前ではない
- リーダーの仕事は「現場を支えること」
- 現場への感謝を、言葉にすることが大切
もし今、現場で「自分の仕事なんて地味だ」と感じている人がいたら、伝えたいです。
あなたの仕事は、決して当たり前ではありません。あなたが現場を支えているおかげで、たくさんのシステムが、たくさんの人の仕事が、守られています。
本当に、ありがとう。


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