チームリーダーになって、人を評価する立場になりました。
評価される側だったころは、「なんであの人が評価されて、自分は評価されないんだろう」と思うことがありました。
でも、評価する側になって、見える景色が180度変わりました。
「評価される人」と「評価されない人」には、明確な違いがある。そして、その違いは「能力」だけではない。
今回は、評価する側になって気づいた「評価されない人」の特徴を、正直に書きます。耳が痛い話かもしれませんが、知っておくと評価が変わるはずです。
評価は「能力」だけで決まらない
まず大前提として、評価は「能力」だけで決まるものではありません。
もちろん、能力は大事です。でも、同じくらいの能力なら、評価を分けるのは別の要素です。
「優秀なのに評価されない人」がいる一方で、「飛び抜けて優秀ではないけど、しっかり評価される人」がいる。この違いは、能力以外のところにあります。
評価する側になって、私はそのことを痛感しました。
特徴①:「報告」をしない
評価されない人の最大の特徴が、これです。
何をやっているか、報告しない。
評価する側は、メンバー全員の動きを常に見ているわけではありません。特にチームが大きくなると、一人ひとりの仕事を細かく把握するのは難しい。
だからこそ、「報告」が重要になります。
どんなにいい仕事をしていても、それが評価者に伝わっていなければ、評価のしようがありません。「やっているのに評価されない」人の多くは、実は「やっていることが伝わっていない」だけなんです。
逆に、こまめに報告してくれる人は、何をやっているかが見えるので、正当に評価できます。
特徴②:「できること」しかやらない
評価されない人は、「自分の担当範囲」から出ようとしません。
「それは私の仕事じゃない」 「言われたことはやりました」
決められた範囲のことは、きっちりやる。でも、それ以上のことはやらない。
もちろん、与えられた仕事をこなすのは大事です。でも、評価される人は、そこから少しだけはみ出します。
- 困っている同僚を手伝う
- 「これもやっておきましょうか」と提案する
- 言われる前に、必要なことに気づいて動く
この「少しのはみ出し」が、評価を分けます。評価する側は、「指示通りに動く人」より「自分で考えて動く人」を高く評価します。
特徴③:「できない理由」を先に言う
評価されない人は、新しいことを頼まれたとき、「できない理由」から入ります。
「時間がないので無理です」 「やったことがないのでできません」 「それは難しいと思います」
もちろん、本当に無理なこともあります。でも、評価される人は、まず「どうすればできるか」を考えます。
「今は時間がないですが、来週なら対応できます」 「やったことはないですが、調べてやってみます」 「この部分は難しいですが、ここまでならできます」
同じ「できない」でも、伝え方で印象がまったく変わります。「できない理由」を並べる人より、「できる方法」を探す人が評価されるのは、当然のことです。
特徴④:「フィードバックを受け入れない」
評価されない人は、フィードバックや指摘を受けたとき、言い訳や反論から入ります。
「でも、それは○○だったので」 「自分は悪くないです」 「そういうつもりじゃなかったんです」
指摘を素直に受け止められない人は、成長が止まります。そして、評価する側も「この人に言っても変わらない」と感じ、だんだん何も言わなくなります。
一方、評価される人は、フィードバックを「成長の機会」として受け止めます。
「ご指摘ありがとうございます。次から気をつけます」 「なるほど、その視点はなかったです」
素直にフィードバックを受け入れて改善する人は、確実に成長するし、評価する側も「育てがいがある」と感じます。
特徴⑤:「周りへの影響」を考えない
評価されない人は、自分のことだけを考えがちです。
自分の仕事さえ終わればいい。チーム全体がどうとか、他のメンバーがどうとかは、あまり気にしない。
でも、評価される人は「チーム全体への影響」を考えて動きます。
- 自分の作業が遅れると、誰に影響するか
- 自分の情報共有不足で、誰が困るか
- 自分が手伝うことで、チーム全体がどう良くなるか
特にチームで働く運用保守では、「周りへの影響を考えられる人」の価値は高い。評価する側は、チーム全体を見ているので、こういう視点を持つ人を高く評価します。
「評価されない」は、改善できる
ここまで5つの特徴を挙げてきましたが、気づいたことがあると思います。
どれも、能力ではなく「行動」の問題です。
- 報告をしない
- できることしかやらない
- できない理由を先に言う
- フィードバックを受け入れない
- 周りへの影響を考えない
これらは、意識すれば今日から変えられることばかりです。
「自分は評価されていない」と感じている人は、能力を上げる前に、まずこの5つを見直してみてください。能力はそのままでも、評価が変わる可能性は十分にあります。
評価する側になって思うこと
最後に、評価する側になって思うことを書きます。
評価する側は、「粗探し」をしたいわけではありません。むしろ、メンバーを正当に評価して、しっかり報いたいと思っています。
だからこそ、「いい仕事をしているのに、それが伝わってこない」メンバーがいると、もどかしい。
評価されたいなら、まず「評価される行動」を意識する。そして、自分の頑張りが評価者に伝わるようにする。
それだけで、評価は大きく変わります。
まとめ
評価する側になって気づいた「評価されない人」の特徴をまとめます。
- 「報告」をしない → やっていることが伝わらない
- 「できること」しかやらない → 指示待ちで終わる
- 「できない理由」を先に言う → 後ろ向きな印象を与える
- 「フィードバックを受け入れない」 → 成長が止まる
- 「周りへの影響」を考えない → チームへの貢献が見えない
これらは全部、能力ではなく行動の問題です。だからこそ、意識すれば誰でも改善できます。
「評価されない」と感じている人は、ぜひ一度、自分の行動を振り返ってみてください。


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